2011年03月26日

複雑な心境の中で未来へと進む

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我が家の建替え計画が始まったのは去年の10月末くらいです。
それまではまだ家を建てるなんて夢物語の様な話でした。
しかし私たちの意図しない所で、いつの間にか不思議な人の縁が繋がり、最初は夢物語だった話が現実になっていきました。

でもまさかその最中に、こんなに大きな地震が日本を襲うなんて思ってもみませんでした。


震災が起きたその日、私達はちょうど仮住まいに引越しをしている最中でした。
朝早くから引越し業者の人達がばたばたと荷物を運び、私達は前日遅くまで荷物を片付けていたので疲労困憊している状態でした。
この時はテレビもラジオもトラックに積み込まれている状態・・・。
それに忙しすぎて携帯も見る暇がなくて、私達はまったく外の情報を知る事が出来ませんでした。
しかも仮住まいに着いてからテレビを設置しようとしたら、テレビチューナの部品が合わず、しばらく観る事も出来なかったのです。

そしてそんな外の情報がまったく分からない状態の中、夕方になってから父が車の中で初めて東北地方で大地震が起きている事を知りました。
「なんかとんでもない事になってる・・・。」
家に帰ってきた父が硬い表情でそう言ったので、私はただ事でないということを知り、慌てて携帯のワンセグを観ました。
するとそこには信じられない光景が広がっていたのです・・・。


あの日から毎日の様に地震のニュースが流れ、引越しの荷物を片付けながらその悲惨な光景を観る度に涙が込み上げました。
そして東北地方がそんな状態の中、私達はこれから家を建てていかなければならないんだという現実に、言葉には出せない複雑な心境になっていきました。
でも一度始まった計画を止めるわけにはいきません。
私達が今出来る事は、この震災の事を忘れる事なくしっかりと受け止め、家族一丸となって未来に向かって歩み続ける事・・・・それしかありませんでした。


そして昨日、我が家の解体が始まりました。
私はどんどん崩れていく我が家を見ながら、ひたすらカメラのシャッターを押し続け、震災を思い、家族を思い、これからの未来を思いました。
この解体が終われば我が家の土地は更地になり、何もないただの大地に戻ります。
そこにこれからたくさんの人達の協力のもと、新しい家が建つのです。
「何もなくなった土地から家が建つ・・・。たくさんの人達の力があれば”0”は必ず”+”になれるんだ。」そう思った瞬間、日本もきっと大丈夫、きっと負けない・・・そう思いました。


posted by むっち at 21:30| 北海道 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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