2010年05月01日

エボシカメレオンの卵の中

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エボシカメレオンの卵は、まるでピーナッツのようです。
大きさは縦1.5〜1.7cm、幅は約0.5mm、重さは大体1gです。
1gと言えば1円玉と同じ重さですから、かなり軽いですね。

卵の殻は柔らかくて、弾力があります。
その感触はまるで、お菓子のグミのようです。

では、その卵の中はどうなっているのかと言うと、どろっとした黄色い液体が入っています。
でも鶏の卵にあるような”白身”というものがありません。
また”卵黄”のようなものも、肉眼では確認出来ません。
まるで全体が黄身だけのようです。

その黄色い液体は、とても粘度が高くて濃厚です。
例えて言うなら、水あめやジャムに近い粘度です。
その液体を包んでいる殻は非常に薄くて、厚さが1mmくらいしかありません。
力を入れれば簡単に破れてしまいそうですが、弾力があるので、ある程度の衝撃には耐えられそうです。


今回キョロさんには申し訳ないですが、卵の中身をブログに公開するために、一つだけ割らせてもらいました。
「残酷な!」と思うかもしれませんが、ど・・・どうか誤解しないで下さいあせあせ(飛び散る汗)
この卵は”無精卵”ですから・・・。
有精卵を割るなんて、そんなとんでもない事はしませんふらふら


キョロさんは生まれてからずっと単独飼育で育ってきました。
だから雄と交尾の経験がない為、有精卵は産みません。
でも雄がいないにもかかわらず、死ぬ間にこうして何度も無精卵を産むのです。
しかも毎回命がけで・・・。


カメレオンがこんなに大量の卵を産むのは、生存率が低いからだと思います。
こんなにたくさん産まなければ子孫を残せないほど、生物界では弱い立場なのかもしれません。

卵をたくさん産む生き物と言えば、アリや魚なんかもそうですが、
どちらかと言えば、これらの生物もみな”被食者”になる側の生き物です。
だからたくさん子供を産む事で、生き延びられる確率を伸ばしているんだと思います。

ちなみにエボシカメレオンの卵が孵るには半年かかるそうです。
でも全ての卵が順調に孵るかと言えばそうではありません。
弱い卵は途中でカビてしまったり、腐ってしまう事もあります。
そしてやっと孵っても、弱い子は直ぐに死んでしまったり、捕食者に食べられてしまう事もあるわけです。
その幾多の苦難を乗り越えた子だけが大人になって、子孫を残せるのです。
キョロさんも自然界で産まれていたら、きっと同じように生きていたんでしょうね・・・。


今回キョロさんが産んだ無精卵は”キョロさんの生きた証”として、冷凍庫に入れて大切に保管してあります。
1個だけ中身を見るために割りましたが、それは単なる興味ではなく、カメレオンの事をもっと他の人にも知ってもらいたいと思って、ブログに載せました。
特に今回の産卵は、カメレオンを飼った事がない人に見てもらいたかったです。
カメレオンがいかに一生懸命生きているか・・・このブログを読んで感じてもらえればと思います。


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posted by むっち at 23:19| ☔| Comment(0) | エボシカメレオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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