2009年06月29日

命が終わる時・・・・

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今朝いつものようにヒヨドリの雛を確認しようと、オンコの木に近づいた時、私は巣の異変を感じました。
「あれ変だな?雛の頭が見えない・・・・。」
そう、いつもなら小さな頭がぴょこぴょこ見えているはずなのに、
今日はどうしてかその気配を感じません。

私は妙な違和感を覚え、巣の中を確認しようと、そ〜っと茂みに入っていきました。
その時、自分の踏み入った足元に、獣の毛らしきものが目に入りました。
「白い毛・・・。」
と、私はその毛を指でつまんで見ると、何でこんなものがここにあるのか考えました。
白くて短めの毛・・・・住宅街にいる動物・・・・。
がく〜(落胆した顔)exclamation・・・・・・猫だっ!!」
その瞬間、私はギクリとしました。
そして慌てて巣の中を確認してみました。
でも、そこには雛の姿はありません。
「いや、もしかしたら、何らかの拍子に巣から落ちたかもしれない・・・。」
私は、最悪の事態を考えないようにしながら、祈る気持ちで茂みをかきわけて雛の姿を探しました。

・・・・でもその願いは、残念ながらかないませんでした。

ヒヨドリの雛は、茂みの中で死んでいました。
1匹は首から腕までがありません。
残り3匹は食べられた形跡はありませんでしたが、猫が爪をたてたか、くわえたような傷がありました。

私は呆然と雛の亡骸を見つめました。
小さなその体には、たくさんアリがたかっています。
その光景が間違いなく”小さな命が終わったのだ”という現実を、私につきつけました。


今回載せたブログの写真は、亡くなる前日に撮ったものです。
4匹は本当に元気いっぱいで、親が餌を運んでくると、大きな口を開けて力いっぱい背伸びをして餌をねだっていました。
その姿は、本当に生きる力にあふれていました。

でも今、私の目の前にいる雛達は、ぴくりとも動きません。
昨日見たあの光景が嘘のようです。
4匹の小さな命は、ろうそくの火を、ふっ・・・と消されてしまったかのように消えてしまいました。


そう言えば夜中寝る前に、ヒヨドリの「ヒー!!」っと言う声を聞きました。
「へえ・・・ヒヨドリって夜も起きてるんだ。」
と、その時は不思議に思っていましたが、あまり深く考えずそのまま寝てしまいました。
今思えば、まさにその時、ヒヨドリの雛は襲われていたと思われます。
「あの時聞いた「ヒー!!」と、言う声が、雛達の最後の断末魔だった
んだ・・・・・。」
そう考えると、胸が詰まる思いでした。


昨日まであんな輝いていた命が終わってしまった・・・。
私は今回の事件で、生と死とは本当に背中合わせなんだということを、改めて深く考えさせられました。

精一杯生きていても、いつ死ぬか解らない。
明日死ぬかもしれないし、ひょっとしたらこのブログを書いている最中に死ぬかもしれない・・・。
命と言うのは、そういうぎりぎりの所にあるんだと思い知らされました。

”生きる”と言う事の過酷さ、そして命を繋いでいくことがどんなに大変な事なのか・・・・。
雛達の遺体は、その小さな体で、命の重さを静かに語っていました。


このブログをこうして書いている最中に、親鳥が「ヒーヨ!!」と大きく一鳴きしながら、巣の中に飛び込んで行きました。
私はその親鳥の姿を、ベランダから断腸の思いで見つめました。

親鳥は、しばらくオンコの木の中でがさがさ動いていましたが、やがてまた「ヒーヨ!ヒーヨ!」と、声を上げると、何処かへ飛んで行ってしまいました。


雛が死んでしまった事は、とても悲しいことですが、だからと言って
猫を責める気持ちになってはいけない・・・。
何とも複雑な気持ちです。
猫にしてみれば、生きる為に雛を襲ったわけですから・・・。
人間の勝手な物差しで、生き物の善悪をはかってはならないわけです。

例えばアフリカのライオンがヌーを襲っていても、私達はそれをかわいそうだと言って邪魔をしてはいけないのと同じように、命を奪いその命がまた次の命に繋がる事実を、しっかりと見つめて受け止めなくてはいけないのです。


家の庭は、そんなに広くはないですが、そんな小さな庭の中ですら、毎日生き死にが繰り返されています。
私はそこで、クモが花にとまったハチを襲うところも見ました。
秋の寒空の下、大きなクマ蜂が畑の土の上で、ぽつりと死んでいるのも見ています。
でもその一方で、アゲハチョウのサナギが生まれる所や、小さなアリが巣の中から一生懸命卵を運んでいる所も見ていました。

家の庭だけでも、これだけの命の始まりや終わりがあるのです。
そう考えると、この広い世界、どれだけの生と死が繰り返されているのでしょうか・・・・。


私はこの雛達の出会いを通して、その命の尊さを教えられました。
生きる事は辛く残酷なようですが、その逆も確かにあるのです。

私はこれからもこの庭で、たくさんの命と出会うと思いますが、
その一つ一つの命と関わる事で、また”生きる”と言う事を、
学んでいきたいと思います。



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posted by むっち at 14:24| | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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