2010年10月06日

キョロさんありがとう

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やっと気持ちも少し落ち着いたので、こうしてまたブログを書く事が出来ます・・・。

キョロさんが亡くなってから、本当にたくさんの方からお悔やみの言葉を頂きました。この場を借りてお礼をさせて頂きたいと思います。
キョロさんの事を心配してくださった皆様、そして温かい励ましのお言葉を下さった皆様、本当にありがとうございました。
エボさん同様キョロさんも人の輪を繋げてくれた不思議なカメレオンだったと思います。
これだけたくさんの方に名前を覚えて頂いて、キョロさんは幸せなカメレオンだったんじゃないかなと思います・・・。


キョロさんが亡くなった次の日、家族全員でペット霊園の火葬場へ行ってきました。
その日は本当にすばらしい秋晴れで、空を見上げると飛行機雲が気持ちいいくらい長く伸びていました。
キョロさんは天気のいい日が大好きでしたから、最後のお別れをするには最高の日だったと思います。


火葬場に着くと受付をしてから直ぐに火葬が始まりました。
焼き場の大きな台にちょこんとキョロさんの体を置いた瞬間、エボさんの事を思い出しました。
「エボさん・・・キョロさんがそっちに行くよ。頼んだね・・・。」
私はキョロさんの側に大好きだったイチゴを置くと静かに手を合わせました。
「キョロさん辛かったね。さぞ・・・苦しかったと思う。私、一生懸命育てたんだけど飼い主として至らない所があったかもしれない・・・ごめんね。どうか安らかに眠ってね。今まで一緒に暮らしてくれて本当にありがとう。」
心の中でそうキョロさんに語りかけながら静かに見送りました。

キョロさんが火葬されるまでの間、小さな待合室でコンビニで買ったお弁当を食べながら、家族でキョロさんの話をしながら待ちました。
窓の外は相変わらず良い天気です。
周りの木々は少し紅葉し始めていました。
ナナカマドは一足先に真っ赤に色づいています・・・。


お弁当を食べた後、まだ時間があったのでエボさんが入っている合同墓地へお参りする事にしました。

お墓に着くとさっそくロウソクと線香をつけて、家族みんなでお参りしました。
「エボさん、キョロさんと仲良くしてあげてね・・・。」
そう心の中で御願いした途端、目頭が熱くなってきました。

お参りが終わってふと焼き場の煙突を見ると、ゆらゆらとした熱気が見えました。
煙は見えません・・・。
きっと体が小さ過ぎるので、ほとんど煙が出ないんでしょう・・・。
それでもあのゆらゆらした熱気と共に、キョロさんが天に昇っているように見えて、私達家族はしばらく足を止めて見ていました。
「ほらあれ・・・キョロさんが天に昇っていくよ。」
するとその見上げた空に、また白くて長い飛行機雲が流れていました。
「キョロさん、あの飛行機雲につかまって行きなさ〜い。」
真っ青な空に静かに流れていく飛行機雲を見ながら、父も母も私もいつの間にか笑顔になっていました。


約1時間待った後、キョロさんが焼き場から出てきました。
やっぱりエボさんと同じ様に小さな骨だけが残っていました。
箸で持てば直ぐに砕けてしまいそうなほどもろく白い骨は、とても弱々しい感じに見えました。
でも箸で持つと以意外にしっかりしている骨もあって、骨格的には丈夫に育っていたんだな〜と思いました。
私達はその遺骨を一つ一つ丁寧に拾って骨壷へと移しました。

キョロさんは1年間だけ個別葬にしてから、その後、合同墓地へと移される事になりました。
それまでの間エボさんと同じ様にお参りに来る事にしました。


私達家族の生活の中に、すっかり溶け込んでいたキョロさん・・・。
体は小さいのにその存在感は大きくて、いつも家族の話題の中心にいました。
キョロさんの仕草や動きを見ているだけで、私達家族は毎日笑いが絶えませんでした。
そんな私達の姿をいつも窓際の大きな木の上から見ていたキョロさん・・・。
きっと変な動物だな〜と思っていたでしょう。
でも嫌がって逃げたり警戒色で接してこなかった所を見ると、私達との関係を少しだけ認めてくれていたような気がします。

キョロさんとのゆるりらな時間は、私たち家族にとってかけがえのない時間でした。
そのやさしい存在で家族みんなをま〜るくしてくれた事、本当に感謝したいと思います。

キョロさんありがとう。
ありがとう・・・。

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posted by むっち at 22:56| 北海道 ☁| Comment(9) | エボシカメレオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

キョロさん逝く・・・

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10月1日・・・キョロさんが亡くなりました・・・。
本当は今日、朝一番で病院に行って先生に診てもらい、開腹手術になるかその他の治療になるか決まるはずでした。
でも・・・・・・・間に合いませんでした。


病院が開くのは8時30分だったので、私はその時間に間に合うように6時15分に起きました。
その時母も起きていたんですが、私が2階から降りてくると固い表情で
「あのね、キョロちゃん・・・何だか変なの。」
と言いました。
その母の深刻な言葉にただ事ではないと思った私は、慌ててケージに駆け寄りました。

そして私の目の中に飛び込んできたのは、キョロさんの変わり果てた姿でした・・・。


キョロさんはケージの隅っこで腹這いになり、目を閉じて少し口を開いたまま頭を地面につけていました。
まさかと思って呼吸を確認しましたが肺が動いていません。
私はキョロさんをそっと抱き上げました。
体の色は薄い黄緑色になっています。
私はキョロさんの腕を上げ、脇の下辺りにある心臓を見て脈が打っているどうか確かめました。
「うそだ・・・うそだ・・・・。」
私は頭の中でそう何度も繰り返しながら、心臓が動いている事を願っていました。
でもどんなに見つめてもキョロさんの心臓はピクリとも動いていません・・・・。
「ああ・・・・だめだ。」
私は力なくそう言うと、後ろで見ていた母の方を向いて、手の中に横たわっているキョロさんの姿を見せてあげました。
それを見た母は慌てて寝ている父を起こしに行きます。
そして私達はキョロさんの亡骸を前に”本当に死んでしまったんだ”という事実を受け止めたのでした。

キョロさんの体を触ると、ついさっき死んだかのように柔らかくて、まだ完全な死後硬直はしていませんでした。
口の中をよく見ると土が入っています・・・。
恐らく最後に苦しくてもがいた時に、口を開けて地面に顔を押し付けた瞬間、そのまま土を噛んだのかもしれません。

キョロさんが誰にも最後の姿を見せずに、一人土を噛みながら逝ったのかと思うと、悲しくて一気に涙があふれました。
「辛かったねキョロさん・・・辛かった。」
私は涙でぐちゃぐちゃになりながら、震える指先でキョロさんの口の中に入っている土をゆっくりかき出しました。
そして救えなかった悔しさと自分への腹立たしさで、頭の中がいっぱいになっていきました。

キョロさんの口の中がやっときれいになったので、今度は泥だらけになった体をきれいにしてあげる事にしました。
私は母からキョロさんの体がすっぽり入る容器をもらうと、その中に人肌程度の温かいお湯を入れました。
そしてキョロさんの頭を濡らさないようにしながら、体をゆっくりと中へ入れてあげました。

柔らかいガーゼをお湯に浸し、キョロさんの体や顔をゆっくりと拭いていると、キョロさんの体の重みが手の平に伝わってきました。
「こんなに大きく育ったのにね・・・。」
そうつぶやきながらキョロさんの顔を見ていると、今まで過ごした思い出がどんどんあふれてきました。
・・・・・もう涙が止まりませんでした。


キョロさんを温浴している内に小さな祭壇が出来ていたので、そこにきれいな白いタオルを敷いてキョロさんをそっと寝かせました。
そしてお線香とろうそくを立てて、キョロさんの元気だった頃の写真を飾りました。

母はキョロさんがいつも見ていた庭の花を切ってきて、キョロさんの祭壇に飾ってあげていました。
父もまたキョロさんが亡くなった事を受け止めようと、祭壇の前で静かに立っています・・・。
それぞれがそれぞれの思いを胸に、キョロさんの死を一生懸命受け入れようとしていました。

そして祭壇の準備が全て整うと、私達はそっと手を合わせてキョロさんの冥福を祈りました。

享年1年8ヶ月・・・。
短い生涯でした。


私はキョロさんと出会い過ごした中で、本当にたくさんの事を学びました。
生きる事の厳しさ、そして命の尊さ、他にも色々・・・・。
キョロさんはその小さな体で、たくさんの事を教えてくれました。
今はもう・・・出会えた事に感謝しています。

キョロさんありがとう。
本当にありがとう。
どうか安らかに・・・・。


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posted by むっち at 00:16| 北海道 ☔| Comment(6) | エボシカメレオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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